「『総合的な探究の時間』が高校で必修化され、文部科学省は“主体的・対話的で深い学び”を加速させています。そんな大きな転換期にあわせて、地域と学校をつなぎ、新しい学びの可能性を創出する事業が“ツクルヒト”です。なぜ今、こうした取り組みが求められているのでしょうか?」
創業のきっかけ:学校現場で感じた“限界”
私は、実際に高校教諭として探究学習を統括してきました。ところが学校内だけのプロジェクトは、予算や時間、人手の制限が大きく、どうしても生徒の“興味・関心”を深掘りしきれない課題があったのです。
そこでもっと自由度の高い学びの場を外部で用意すれば、学校や生徒が“本来持っているポテンシャル”を引き出すことができるはず。そんな確信が、「ツクルヒト」を起業する第一歩でした。
国の教育方針:探究学習必修化とのリンク
文部科学省は、高校の「総合的な探究の時間」を必修化し、“自ら問いを立て、解決策を探る力”を育む方向へシフトしました。これは“答えのない時代”に必須となる力を養成するためです。
「ツクルヒト」は、まさにこの国の方針に呼応する形で学校を飛び出し、企業や自治体と連携したプロジェクトを展開。生徒には現実の地域課題やビジネス課題を体験させることで、“社会で本当に役立つ学び”を提供しています。
“地域共創”という新たな学びの場
国の教育改革は“地域連携”の重要性も強調しています。探究学習を地域社会と結びつけることで、多角的な視点やリアルな課題解決を可能にするからです。「ツクルヒト」では、旭川市や上川管内の自治体・企業とタッグを組み、地域課題、SDGsや観光、農業など多様なテーマにチャレンジ。
この取り組みを通じて、生徒は“探究の先にある社会実装”を実感しやすくなりました。学校だけでは得られない学びがあり、保護者・地域・企業の三者にとっても大きなメリットがあります。
創業後の活動とビジョン
創業初年度から、地元企業がスポンサーとして参加し、自治体も協働プログラムを計画。これにより、生徒が企業の製品開発や地域の課題へ直接意見を出し、プロトタイプづくりやアイデア提案に結びつける仕組みが動き始めています。
最終的な目標は、“高校卒業後も続く学びのループ”を地域で作り出すこと。国の教育改革で求められている“実社会に開かれた探究”を実現する、一つのモデルケースとして発展させたいと考えています。
伝えたいこと
「ツクルヒト」が目指しているのは、“子どもの潜在的な才能にいち早く気づき、地域と共創することで磨く”という仕組みづくりです。国レベルで進む教育改革と地域連携が合わさると、想像以上に大きな学びの可能性が生まれます。
もしご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度「ツクルヒト」の活動をのぞいてみてください。お問い合わせやオンライン相談は無料です。ここから始まる未来が、学校や社会の枠を越えて、あなたやお子さんの“やりたいこと”を大きく後押しするかもしれません。
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